茨城県弁護士会

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(4/1更新)茨城県弁護士会会長挨拶

2021年度茨城県弁護士会執行部からのご挨拶

 弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命としています(弁護士法1条1項)。
 その使命を全うするため、ある時は市民の皆さんに法的サービスを提供し、ある時は行政機関と連携し、またある時は行政機関と対峙しながら、その職責を果たしていく役割を担っています。
 当会では、法治主義の実現のため、様々な公私の団体から弁護士の推薦依頼をいただき、これに弁護士を派遣させていただいております。近年では、スクールロイヤーや市町村の空き家対策協議会委員など新たな分野での推薦依頼もいただいております。弁護士の社会的意義を実現すべく、今後も様々な要請にできる限り応えていく所存です。
 一方で、行政機関により法治主義をないがしろにされ、立憲主義が危ぶまれる事態も発生しています。
 私たちは、市民に寄り添う在野法曹として、社会からの期待に応えるべく、大きな責任を負っているものと感じています。

 茨城県弁護士会の会員数は、300名を超えており、県民の皆様への法的サービスの要請に十分対応できる状況に近づいております。
 まだまだ道半ばではありますが、県民の皆様にとって、少しずつ弁護士が身近な存在になってきているのではないかと思います。
 今後は、司法アクセスの確保という段階から発展させ、他団体との連携による司法アクセスの一層の充実、またADR等のより県民のみなさまに利用しやすい法的サービスの提供を進めていく所存です。

 昨今では自然災害の増加に伴い、当会も様々なことに取り組んでまいりました。
 平成27年度には常総市を中心とした関東・東北豪雨等災害の無料相談会を実施し、令和元年度は台風19号被害110番を設置しました。
 現在、新型コロナウィルスの拡大予防のため、弁護士会の法律相談センターは面談での相談を一時的に中止しておりますが、代替措置として新型コロナウィルス関連の相談も含め、無料電話相談を実施しています。
 災害等により傷ついた県民の皆さまに、適時適切な時期に法的サービスを提供することも、地方の弁護士会の役割であり使命です。

 これからも茨城県弁護士会は、県民の皆さまに寄り添い、県民の皆さまの安心安全な暮らしに貢献できるよう尽力してまいります。
 皆様の当会の活動へのご理解、ご支援をお願い申し上げます。

2021年度 茨城県弁護士会 会長 木名瀬 修 一
副会長 長 南 典 行
副会長 木 南 貴 幸
副会長 伊 藤 しのぶ
副会長 髙 田 知 己